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4月の米国経済指標の解説と今後の展望

先週発表された米国の4月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想を上回る25.3万人となり、失業率は3.4%と過去最低水準を記録しました。また、平均時給は+16¢と今年に入って一番高い伸びを見せ、賃金インフレ圧力が強いことが確認されました。

しかし、連邦公開市場委員会FOMC)での連邦準備制度理事会FRB)の利上げ発表や、経済指標を見ながら今後の政策金利について判断するという声明により、市場参加者はFRBが利下げに転じることを予測しています。

ただし、足元の経済統計は利下げを正当化するほど弱くないため、利下げの期待間が先行しているのではないかと感じます。このため、利下げが無かった場合に、市場は落胆することが予想されます。

今後の投資戦略については、夏には横ばいの展開が予想されます。市場参加者は利下げについての期待を抑え、経済指標の動向には、より注目をする必要があります。

なお、こういった状況下では、積極的なトレードというのは控えてVTやVTIといった商品を定期的に購入し、下げたタイミングでいつもより購入するなどの戦略をとることがよいかと思います。

 

~以下は初心者の方へVTとVTIの解説をした説明となります。~

VTはバンガード・トータル・ワールド・ストックETF、VTIはバンガード・トータル・ストック・マーケットETFといいます。両方ともバンガード社が運用する米国の上場投資信託ETF)です。で

VTは、世界中の株式市場に投資するために設計されたETFです。VTのポートフォリオには、米国、欧州、アジア太平洋地域、新興市場を含む世界中の銘柄が含まれます。一方、VTIは、米国市場に焦点を当てたETFです。VTIのポートフォリオには、米国の株式市場に上場するすべての銘柄が含まれています。

つまり、VTは世界中の銘柄に投資することができるのに対し、VTIは米国市場の銘柄に投資することができるという違いがあります。